[ダンス]プロジェクトベースでの改善計画

 ダンス界を活性化するためには、フィギュアスケート、卓球、将棋などのように、スターが誕生し、世間一般の注目を浴びるようになるのも有力な方法だが、ダンスは一夜にしてならず。ダンスでも将来性のある若手が着々と育ってきているが、対戦型のスポーツのように相手がチャンピオンであっても、勝負に勝ってしまえば良いというわけではなく、採点競技であっても、他の誰もまねできない技を習得して試合で披露することにより、高得点を獲得できるということもない。いくらダンスが上手であっても、審査員に評価されなければチャンピオンにはなれない。

 それではどのような方法があるか。2つの方法を考えた。
 1つは、競技会の活性化。競技会に多くのお客さんを呼び込むような方策を考えることだ。例えば、賞金の高額化。統一全日本の優勝賞金が高額化しても、その他の競技会の賞金がそのままではいけない。
 他のプロスポーツとの比較で考えると、統一全日本の優勝者は2,000万円。2位は半分の1,000万円。
 各団体の地方総局で実施される級別戦ではA級:500万円、B級:300万円、C級:200万円、D級:100万円。
 このような賞金となれば、競技会に出場して賞金を稼いで競技を続ける、競技プロが何組も誕生することができるだろう。賞金だけで食べていけるカップルを100組ぐらい作りたい。そうなれば、競技のプロと、教師のプロを分化させることができる。競技会に出場するカップルも、食べていくために今まで以上にレベルアップに必死になり、それが競技会に活性化につながり、今まで以上にエキサイティングな競技会になっていって、観客数が増加していくだろう。

 その上で、スクール部門は競技選手育成用のスクールと、ダンス愛好家向けのスクールをはっきりと分けて配置する。どちらも、カリキュラムをきちんと作って、ダンスのレベルごとに細かくダンス技術を教えるようにするシステム化が必要だ。料金も今のスクール料金の半分程度に抑える。料金の低下は、スクール人口の増加につながっていくと思う

 このようにアウトプットをとしてのあるべき姿を描いて、例えば競技会の賞金をそのように設定した時に必要となる資金がどれくらいで、そのために入場料金と入場者数を設定し、それでも賄えない分はスポンサーをどれくらい集めて、どのくらいのスポンサー料とするか、スポンサー料を支払うメリットは、などなど、個別にやらなければならない課題に落とし込んでいく。ビジネスでいえば、新規事業を立ち上げるプロジェクトのようなものだ。

 2015年末にWDC系国内3団体のチャンピオンクラスが集まって、ダンス界の将来像について熱心な討議をしている。この3団体の代表においては、団体統一に異論をはさむ意見は出ずに、「やるべきだ」との結論を得た。またその議論を進めるにあたって、誓約書まで取り交わしている。その結果、当面の課題としてNDCJ主催/公認のA級戦を設定し、運営することがきめられた。それから2年経ってどうなっているか。達成されたのは、この主催/公認競技会の開催だけ。日本バルカーの団体統一提案は一蹴され、何も進んでいない。誰もが「こうなったらいいね!」と理想と希望を述べているだけでは、現状からは一歩も進まない。この時、篠田学先生はで、同年代の人たちに全員退場してもらって、若い人にダンス界の運営を引き渡すべきであると提案しているが、これもできていない。

 つまり、現状の各団体のトップでは現状を改革できないのであれば、いさぎよく団体トップの座から退き、若手中心の執行部に切り替えていくべきなのだろう。
 
 取り敢えず、競技会の観客数増加のための入場券の入手方法をオープンにするとか、その料金も思い切って半分ぐらいに下げるとか、スクールのレッスン料も一律30分2,000円に半減するなどのことをやってみれば、事態が動いていくと思うが・・・

 競技会の観客数も、スクールにレッスンに通う人も減っているということは、そのお金に見合ったリターン(価値)がないと、市場に言われていることだと理解したほうが良い。従って、価値を高めるか、お金を下げるか、という対策をとらないと、そのギャップを埋めることができないと思う次第だ。

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