[ワインエキスパート]2014年2次試験を振り返って

 前年度との違いは、白ワインは厳密な温度管理を行いたいことから、1本目は試験開始5分前、2本目は試験開始と同時に配るという方法が取られたこと。
香りの特徴の選択肢は、果実、花、木、芳香、化学物質などの項目から、指定回答数を選択するということ。試験内容は、この部分については2~3年前より、模範解答においてこの項目別に模範解答が示されていたので、あまり特定の項目だけ多く選択すると正答率が下がると考え、準備しておいたので、動揺することなく、選択肢から選ぶことができた。
また、評価の項目は、従来は「シンプル」「フレッシュ感を楽しむ」などの選択肢は2つ選ぶようになっていたのが、1項目で「シンプル、フレッシュ感を楽しむ」を選択するようになったことぐらいか。

 白ワインは、外観を見た時両方とも、淡いグリーンがかったレモンイエローと感じた。選択肢はシャルドネ、リースリング、ソーヴィニオン・ブラン、ヴィオニエ、シュナンブランだった。外観から見ると、ヴィオニエ、シュナンブランはないと思ったが、外観だけで判断するのは危険というのは、ティスティングセミナーの講師からも、自分自身の経験からもわかっていたので、香りをかぐ作業に取り掛かった。両方とも樽香は感じられなかったので、この時点でシャルドネは排除。1本目は、ペトロール香は感じられなかったが、フローラルな白い花を連想する香りがしたので、一応本命はリースリングと判断。
 2本目は、アタックの強いハーブ香がしたので、香りをかいだ瞬間に、ニュージーランドのソーヴィニオン・ブランとわかった。そうなると、1本目はヴィオニエ、シュナンブランか、リースリングかの判断をすればいい。1本目を口に含むと、甘い。残糖感満点のワインだった。この時点で、ドイツのリースリングと判断。両方とも、2次試験対策で通ったワインスクールで出されたものだったので、自信を持って回答できた。逆に言うと、簡単な問題だった。結果、2グラスとも品種・生産国を正解。

 赤ワインは、1本目のほうが明るい色をしており、2本目は色の濃いワイン。選択肢は、ピノノワール、サンジョベーゼ、メルロー、シラー、カベルネ・ソーヴィニオンの5つだったので、1本目がピノとサンジョベーゼからの選択、2本目がメルロー、シラー、カベルネ・ソーヴィニオンからの選択ということがわかった。
 1本目の香りを嗅ぐと赤系果実の香り。自分の判断基準では、サンジョベーゼは、シソっぽさと、土(下水)の香りだ。1本目を口に含むと、酸味を強く感じ、熟成感もあったが、どう考えてもサンジョベーゼのような土っぽさを感じなかったので、ピノを選択した。生産国はわからなかったので、フランスを選択したが、結果的にはアメリカが正解。赤の2本目は、香りを嗅ぐと樽のニュアンスと、熟成感を感じる香り。外観と香りからは正解にたどり着けない。口に含むと、まったりした甘みは感じられず、収斂性を強く感じた。この時点でメルローは除外。シラーかカベルネ・ソーヴィニオンのどちらを選択するかということになった。シラーのもつスパイシーさを一生懸命探したが感じられない。かなり熟成感があり、まとまりのあるワインだったので、見分けることが難しいまま時間が過ぎてゆく。黒系果実の熟成感のあるタイプのティスティングコメントの選択肢を選びつつ、さらにシラーとカベルネ・ソーヴィニオンの共通する選択肢をピックアップしていった。悩みに悩んで最後に選んだのは、カベルネ・ソーヴィニオン。生産国は、ニューワールドの雰囲気がなかったのでフランスを選択。結果は、フランスのシラーということで、生産国はあっていたが、ブドウ品種をはずしてしまった。試験前にも、シラーの持つスパイシーさをなかなか探すことができずにいたので、実戦でもその弱みが出たということだ。
 幸運ばかりは、続かない。実力どおりの結果だろう。

 リキュール類は、1本目は外観と香りでシングルモルトウィスキーしかないという感じで選択。結果正解。2本目は、黄色味が強く、少しグリーンがかってもいた。自分の選択肢では、ペルノーかスーズのどちらかというところであった。口に含むと草系の味がしたので、スーズを選択。結果は、ガリアーノというイタリアで作られるリキュールだった。名前も知らなかったし、見たこともないリキュールで、さすがにこれを選ぶことはできなかった。
 ということで、結果的に4つのブドウ品種、生産国のうち品種と生産国を3つずつ、2つのリキュールのうちの1つ。合計10項目のうち、7項目で正解を選択することができた。ヴィンテージは、言わぬが花というところか。
 昨年と比べると、問題が簡単だったということもあるが、私としては上出来の結果だったと思った。
 難しければ正解にたどり着けないし、簡単なら他の受験生の成績がよくなる。昨年のように、甲州やカベルネ・フランのように、これまでに出たことのない品種が出題されるほうがいいか、今年のようにオーソドックスなものが出されるのがいいか、どちらもどちらだ。

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